スギ花粉の飛散する季節となりました。
「花粉症」は「くしゃみ・水様性の鼻水」「鼻詰まり」を三大症状とするアレルギー疾患です。花粉の飛散量は時期によって変化し、花粉症もそれに伴って変わります。花粉との接触をさけるセルフケアを行い、症状に応じて薬を上手に使い、このシーズンを乗りきりましょう!
今回は、主流となっている医療機関で処方されるお薬についてお伝えします。
アレジオン、アレグラ、クラリチン、アレロック
くしゃみ、鼻水の症状を引き起こすヒスタミンという物質が働かないようにします。
・軽症〜重症すべてに処方される中心的役割の内服薬です。
・以前の抗ヒスタミン薬に比べ、ねむけ・口の渇きなどの副作用が改善されていますが、効果発現が遅いです。
オノン・キプレス(orシングレア)
鼻水・鼻詰まりを引き起こす、ロイコトリエンという物質が働かないようにします。
・中等症〜重症の鼻詰まりの症状がひどい人に追加される内服薬です。
・効果発現まで1週間程度です。
フルナーゼ点鼻液
・軽症〜重症の鼻の症状に追加され、外用ステロイド剤です。
・全身性副作用が少ないです。
・用法1日2回、1回1噴射ずつ1日4回まで可能です。
・効果発現まで1〜2日程度です。
インタール点眼液・リザベン点眼液
かゆみを引き起こすヒスタミンを増やさない働きをします。
定期的に点眼して、予防目的で使われることが多いです。
リボスチン点眼液
ヒスタミンに直接作用。かゆみ強い時使用します。
フルメトロン点眼液
・ステロイド剤。上記点眼液でかゆみ改善しない時使用します。
・用法は1日2〜4回です。
花粉飛散予測目の前から薬をのみ始めた場合、症状が出現して重症化してから治療を始めた場合と比べて、シーズンを通して薬の種類、量とも少なくさせることが可能とされています。
あなたの花粉症対策はもう万全でしょうか…?
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