有限会社 ファルマ・プラン
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TOP > くらしとくすり(.2011 11月 No106)
 
表紙
サフラン
薬用とされるのは、花の中心からまるでヘビのように細長く垂れてのびる雄しべ(花柱と柱頭)の濃紅色の部分です。婦人の血の道の薬として更年期障害、月経困難、無月経、月経過多などに用いられます。

 乾燥した季節を迎えます。
 冬は、皮膚も乾燥した状態(ドライスキン)となりやすく、手荒れ、肌荒れ、皮膚のかゆみ等を起こしやすくなります。保湿ケアが大切となります。

健康な皮膚とドライスキン

 皮膚の外側の表皮にある角層は、わずか1/50〜1/100ミリの厚さしかありませんが、しっとり潤いを保つ役割をしています。角層は角質細胞からなり、角質細胞には主にアミノ酸からなる天然保湿因子があって、水分を保っています。また、角質細胞同士をつないでいるセラミド等からなる角質細胞間脂質は、水分をため込んでいます。さらに、汗と皮脂からつくられる皮脂膜は、水分の蒸発を防いでくれています。
 ドライスキンになると角層がスカスカになり、さまざまな刺激(寒さ・暑さ)、細菌・ウイルス等の体内への侵入を受けやすくなります。
皮膚は身体の鎧(よろい)のような存在なのです。

皮膚の乾燥を防ぐのが「保湿剤」です。
 皮膚からの水分喪失を防ぐ保湿剤(皮膚の上にコーティングして、水分の蒸発を防ぐ効果)と皮膚の水分を保つ保湿剤(皮膚が水分を離さないよう、水分保持を助ける効果)に大きく2つに分けることができます。
 市販の保湿剤にはさまざまな成分が含まれていて、皮膚に合えば、市販の方が効果的な場合もあるようです。

医療機関でよく使われている保湿剤

目的 軟膏名 特徴
傷ついたジクジク肌、
ガサガサ肌の保護
白色ワセリン
(プロペト)
脂質成分。作用時間が長く、刺激が少ない(ワセリンをさらに精製したものでワセリンより刺激が少ない)
カサカサ肌の保湿 尿素含有軟膏
ウレパール・ケラチナミン・パスタロン
角質内の水分保持、角質肥暑に使用する。刺激性がある。
ヒルドイド 刺激性が弱く、保湿力が高い

 保湿剤は皮膚が水分を吸収している入浴後やシャワー後、できれば5分以内に塗ると効果的です。また、塗る前に皮膚を水や化粧水で軽く湿らせておくのもよいでしょう。
 最後に、皮膚の真皮を支えているのがコラーゲンです。皮膚の張りに関係しています。皮膚を家に例えると、真皮は土台のようなものです。コラーゲンが不足すると、しわの原因になります。コラーゲンはたんぱく質なので、生きる基本であるバランスのよい食事が大切です。

 

 ぎんなんはイチョウの木の果実の呼び名です。イチョウの木は中国原産で、古生代から今日まで生き残っている「生きた化石」と表現されています。イチョウの木は欧米にはなく、中国、台湾と日本にしか見られません。日本には中国から仏教と共に朝鮮半島を経て渡来し、神社、仏閣などに多く植えられました。
 漢方ではせき止めや、夜尿症・頻尿の改善に使われていて、滋養強壮にも効果があるなど様々な薬効がある一方で、ぎんなんにはビタミンB6の作用を妨げる物質が含まれていて、食べ過ぎると痩撃などの中毒が起こることがあります。子供は1日4-5粒、大人でもせいぜい10粒程度にするのがよいといった報告があります。食べ過ぎないようにしましょう。
 黄色く熟して落ちている果実を集める時は、素手で触るとかぶれることがあるため、コム手袋などを用いましょう。ボウルに水をたっぷり入れて、中にぎんなんを沈め、水中で果肉を取ります。こうすると、悪臭も漂わず、きれいに果肉が取れます。
 ぎんなんの硬い殻は、専用のぎんなん割りがあるとパチンと簡単に割れます。ない場合はペンチか包丁の背を利用します。また、電子レンジでの簡単調理方法として、紙の封筒に殻付きのぎんなんを入れ、封筒の口を折り畳んで電子レンジにかけます。殻がパンパンと弾ける音がしたらレンジを止めます。時間がない時などはこの方法でもよいでしょう。

 
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