@ インフルエンザが疑われる場合、医療機関では、問診や迅速診断キットを使った検査で、ウイルスの有無や、ウイルスの型を調べ、短時間で診断することができます。
治療は、抗インフルエンザ薬が中心となります。この薬には、体内で増殖したウイルスが他の細胞へ広がるのを抑え、重症化を防ぐ効果があります。ただし、発症から48時間を過ぎると体内のウイルスが増えすぎて、薬の十分な効果は期待できません。
早めに受信することが大切です。
現在日本で使われている主な薬は4種類で、A型、B型のどちらのウイルスにも効果があります。
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タミフル
(内服液・粉薬
・カプセル) |
リレンザ
吸入薬 |
イナビル
吸入薬 |
ラピアクタ
注射薬 |
0歳〜1歳未満 |
× |
× |
× |
※ |
1歳〜5歳未満 |
○ |
× |
△ |
※ |
5歳〜10歳未満 |
○ |
○ |
○ |
※ |
10歳〜20歳未満 |
△ |
○ |
○ |
※ |
20歳以上 |
○ |
○ |
○ |
※ |
○:使用できる △:条件によって条件によって使用できる ×:使用できない
※:入院が必要な場合など、症状が重い時に考慮する。
A インフルエンザワクチンの有効期間は、接種した2週間後から5ヶ月程度と考えられています。
小児では2回、成人では1回の接種が推奨されています。
B インフルエンザ発症前と発症してから3〜7日間はウイルスを排出するといわれています。排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、解熱後もウイルスを排出するといわれています。解熱後も2日程度は学校・職場を休み、感染の広がりを防止しましょう。
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