もしあなたが病気や事故で意識や判断力の回復が見込めない状態になった場合、と‘のような治療を望まれますか?
「リビングウィル宣言」とは、突然、自分が病気や事故で意識や 判断力の回復が見込めない状態になったとき、認知症やがんの末 期、高度の意識障害(植物状態)が長期続いたとき、自分はどこま での治療を望むのかを、書面に残したり、身近な人に伝えておいたりすることをいいます。
この宣言は、本人の希望とはいえ、今の日本では法的な力はありません。
また、家族の気持ちにそぐわない時もあります。しかし、いざという時の自分の気持ちをはっきりさせておくことにより、家族が治療についての判断に迫られた時の手助けになったり、負担の軽減になったりする場合もあります。
実際にその場にならないとわかうないかもしれませんが、自分うしい最期を迎えるとは、どういう事なのか、この機会に考えてみてはいかがでしょうか。
リビングウィル宣言
(あくまで一例です)
下記の5つのうち、ご自身のお考えに最も近いものに○印をつけて下さい。
- 人工呼吸器、心臓マッザージ等生命維持のための最大限の治療を希望する。
- 人工呼吸器等は希望しないが、高カロリー輸液や胃ろうなどによる継続的な栄養補給を希望する。
- 継続的な栄養補給は希望しないが、点滴等の水分補給は希望する。
- 点滴等の水分補給も行わず、最期を迎えたい。
- 治療の判断を( )にゆだねます。(例:主治医、家族など)
<用語の解説>
人工呼吸器:自分の力で呼吸ができないときに使用する機械です。一度開始すると、呼吸状態が改善するまで機械を外すことは困難になります。
高カロリー輸液:点滴で、十分な水分・栄養の補給をする方法です。
胃ろう:直接、胃に感を通し、水分・栄養を入れることです。
この宣言は何回でも書き直すことができますので、
お考えが変化した時、またご自身の誕生日等、定期的
に更新されることをおすすめします。家族や知人の方
がわかる所に保管しておくと良いでしょう。
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