TOP > くらしとくすり(.2014 3月 No120) |
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よもぎ
漢方では艾葉といい、お灸のもぐさに使われます。止血・鎮痛作用、からだを温める作用があります。春先の若葉で草もちをつくります。
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アルコールは、糖分、水、空気、細菌(酵母)、温暖な気候があれば自然発生的に出来上がります。人類が地上に現れるよりずっと前から存在していたものです。
<アルコールの特徴>
@分子量が小さく気体になりやすいため、飲むと粘膜面から細胞内へ自然にとりこまれます。胃と腸から吸収され、少量ですが、肺からも吸収されます。
A体に貯蔵されることなく完全に分解されます。大部分が肝臓で代謝されて、アセトアルデヒドへ。更に、酢酸へ分解されます。酢酸は最終的には水と二酸化炭素に分解されます。2〜10%程度は、代謝を受けずに、尿や呼気、汗として体外に排泄されます。
<酒に強い、弱いとは?>
アセトアルデヒドが、顔面の紅潮、動悸、頭痛など起こす原因となります。アルコールを、アセトアルデヒドに分解するのは、アルコール脱水素酵素(ADH)。アセトアルデヒドを酢酸に分解するのは、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)です。
酒に強い弱いは、ADH、ALDHの遺伝子の型により決まります。日本人の90%は、活性の高い(酵素の働きが良い)型のADHを持っていて、アセトアルデヒドまでは直ちに分解されます。しかし、次に酢酸まで分解するALDHの活性の高い型を持つ人は、50%です。つまり、アセトアルデヒドが分解されにくく長くとどまって、濃度が高まり、飲んですぐに気分が悪くなる体質の人が多いのです。
<アルコール濃度と酔い>
酔いによる症状(多弁、千鳥足、嘔気など)が起こる量は、個人差が大きく、慣れも関係します。平均的に、血中アルコール濃度が0.5〜1.0mg/ml(日本酒200〜400ml程度)までは、愉快になり多弁になる楽しいお酒で人格が保たれます。血中アルコール濃度が1.0〜1.5mg/ml(日本酒400〜600ml)になると軽度酩酊状態になり、注意力が減退します。1.5mg/mlをこえると運動失調が著明になり、転倒などの事故が増えます。短時間にさらに多くの量を飲むと急性アルコール中毒になり意識がなくなります。
アルコールにより、種々の疾患が発症することがわかっていますが、アルコール依存症になると自分自身が苦しむだけでなく、家庭も崩壊してしまいます。お酒は、節度を持って飲むことが大事です。
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現在の栽培いちごのルーツは、18世紀ごろのオランダ。原産地のチリからオランダに渡って、日本には江戸時代、オランダ人によって伝えられました。
わたしたちが果実と思って食べている部分は、花托(カタク)の肥大したもので、本当の果実は、種のように表面についている小さな粒の部分です。一昔前までは、ダナー種が幅をきかせていましたが、現在では女峰、豊の香、とちおとめといった品種が多く店頭に出ています。おいしい果物の少ない春先に、いちごは貴重なビタミンを提供してくれる果物です。
いちごはビタミンCが多く含有されていることでよく知られています。ビタミンCは疲労、風邪の予防といった効果、それに肌を整える作用もありますから、女性にとっては強力な味方といえましょう。いちご100g中には、ビタミンCは50〜100mg含まれ、1日5粒も食べれば、必要量を十分摂取できるほどです。糖分は主にブドウ糖と果糖で、酸味はクエン酸とリンゴ酸です。非常に傷みやすい果物ですので、できるだけ鮮度のよいものを買ってきて、その日のうちに食べるのが良いでしょう。
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