「階段の上り下りがつらい」「転びやすくなった」「歩くのが遅くなった」と感じたら筋力低下のサインかもしれません。 30歳前後から自然と筋肉量は落ちていき、60歳を過ぎるとその速度が加速します。加齢とともに食事の量が減り、それに伴い体重、筋肉量が減り筋力の低下が起こります。放置すれば75歳頃には筋肉量は若い頃の半分にまで減少するといわれています。 そうなると活動量や認知機能も低下し、さらに食欲の低下につながっていきます。筋力が衰えると、くらしの中で自立度が低下し、介護が必要になったり、寝たきりになったりする可能性が高くなります。 しかし、筋力低下は年のせいだからと諦めす、適度な運動とバランスのよい食事で取り戻せるのです。
ますは筋肉量を確認してみましょう(指輪っかテスト)
ふくらはぎの最も太い部分を両手の親指と人差し指で囲んでみましょう
筋肉減少の予防の中心は何よりも「食事」と「運動」
@筋肉量と筋力をつけるには、たんぱく質の摂取が大切です。
毎日の食事の中に肉や魚を1日2品、大豆、卵、豆腐、牛乳を1日1品は取り入れましょう。筋肉の生成を手伝うビタミンB6が含まれる食品も意識して摂るとより効果的です。ビタミンB6の多い食品にはにんにく、まぐろ、かつお、ごまなどがあります。
A運動は無理せす続けられる範囲で行いましょう。 筋肉を増やすためには、有酸素運動が必要とされており、ウォーキングは、最も取り入れやすいのではないでしょうか。さらに体の中でも大きな筋肉である太ももの筋肉を鍛えるには膝を曲げ伸ばしする屈伸運動(スクワット)が有効です。遅動は骨も刺激するので、筋力だけでなく、骨と関節の強化にもつながります。
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