有限会社 ファルマ・プラン
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2019.5月 No.149
 
表紙


ネズミモチ(モクセイ科)
枝先に円錐状の白い小さな花をたくさんつけ、果実は黒紫の楕円形をしている。葉がモチノキに似ており実がねずみの糞に似ていることから名付けられたよう。果実は強心、利尿、緩下、強壮、強精薬として古くから用いられている。

 

血糖値スパイク(隠れ高血糖)に気をつけよう!!

【血糖値スパイクとは】
空腹時血糖値は高くなく、HbA1c(糖尿病の指標)が正常な値にもかかわらず食後の血糖値が急激に上昇してしまう事をいいます。そのため通常の健康診断ではわからないこともあるため「隠れ高血糖」といわれています。食後、急に眠くなったり、集中力が低下してイライラしたり、頭痛や空腹感を感じたりするようなことがあれば、「血糖値スパイク」かもしれません。

【血糖値スパイクの悪影響】
血糖値が急激に上昇するため、血管の壁にダメージを与えて、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めてしまうとされています。また、血糖値が高い状態が続くと、U型糖尿病になるリスクが高まるばかりか、認知機能や正常な細胞にも悪影響を及ぼすとされています。

【血糖値スパイクの解消法】
 「カロリーが高い」=「血糖値が上昇する食べ物」とは限りません。血糖値の上りにくい食材を知り、血糖値の上り方に気を付けて、食事、運動を見直しましょう。

実践方法

@食べる順番を意識しましょう。
「野菜(食物繊維)」→「たんぱく質」→「炭水化物」
野菜や食物繊維の多いおかずは、糖の吸収を遅らせてくれます。食物繊維の多い食品:きのこ、海藻、干ししいたけ、干しひじき、かんぴょう、削り昆布、おから、干しそば、大麦(七分ツキ)、ライ麦パン、ほうれん草など。
A食事をゆっくりよく噛んで食べる。
早食いは急な血糖上昇につながります。よく噛み、ゆっくり時間をかけて味わいましょう。
B1日3食、決まった時間に食事をしましょう。
空腹時間が長く、急に食事を摂ると血糖が上がってしまいます。また栄養を脂肪として蓄えようと体が働くため、肥満の原因や膵臓にも負担がかかります。
C食後に軽い運動をする。
血液中のブドウ糖が筋肉のエネルギーとして使われるため、血糖値の上昇が抑えられます。ちょっとした散歩や日常的な動作程度でもよいので意識して体を動かしましょう。
D消化吸収が穏やかな糖質を選びましょう。
吸収が速い食べ物 吸収がゆっくりな食べ物
パン
白米
一般的な糖類
全粒粉を使ったパン、ライ麦パン玄米・雑穀
還元麦芽糖などゆっくり吸収される糖類の使用

※砂糖は、上白糖よりもミネラル分を多く含む黒糖やきび砂糖にしてみるのもいいでしょう。還元麦芽糖も消化・吸収されにくいため、料理にうまく活用してみるのもいいでしょう。いずれにしても摂り過ぎには気をつけましょう。

台所は薬の宝庫 アスパラガス
アスパラガス

アスパラガスはユリ科の多年草で、地上に伸びてくる新芽の茎を食用とします。種を植えてから収穫まで2、3年かかりますが、その後10年ほどは次々芽が出てくるそうです。よく見かけるグリーンアスパラガスの他に、白いホワイトアスパラガスがありますが、両者の違いは品種ではなく、栽培方法です。ホワイトアスパラガスは芽が出る頃に土を盛って日に当てずに育てます。アスパラガスは春先に芽を出した後は秋まで収穫でき、輸入物も合わせると年中食べられますが、旬は春先から初夏にかけての今の時期です。

アスパラガスの90%は水分です。炭水化物や脂質などはあまり含まれていませんが、ビタミンやミネラルが豊富で、アスパラガスから名前が付いたアミノ酸のひとつであるアスパラギン酸は疲労回復やスタミナ増強に良いと言われています。その他、ルチンやGABAなど有用な成分も含まれています。

【美味しいアスパラガスを選ぶポイント】
 ポイントは主に次の4つです。@根元のあたりまで張りがあり、切り口が新しく、みずみずしいものA鮮やかな緑色のものB重量感があり、まっすぐで太い茎のものC穂先が程よくしまったもの

【美味しさを保つ保存方法】
保存するときには、濡らした新聞紙に包んでからビニール袋に入れて穂先を上にして立てて冷蔵庫に保存します。冷凍保存する場合は、さっと下茹でしてからバットに広げるなどして一気に凍らせ、保存バックなどに移して保存します。

【美味しい食べ方】
アスパラギン酸は熱に弱く、水溶性や脂溶性のビタミンも多いので、スープか炒め物で食べると効率良く栄養をとることができます。サラダや炒め物、ソテーやパスタの具など様々な料理に合いますが、生のまま調理すると火が通るのに時間がかかるため、下茹でをしてから使うようにします。

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