咳やくしゃみ、笑うと尿が漏れてしまう、急な尿意におそわれる、夜間に何度もトイレに起きてしまうことはないでしょうか。お薬に頼るだけでなく、自宅で骨盤底筋を鍛えて、体質改善してみてはいかかでしょうか。
【自宅でセルフケア】
●膀胱訓練
トイレに行きたい時、我慢することで、膀胱にためることのできる尿の量を増やす訓練です。我慢する時間は5分位から始めて、10分と少しずつ時間を延ばしていきましょう。
●骨盤底筋訓練(骨盤底筋体操)
尿道を締める力を鍛えるための体操です。生活の中で意識して行っていきましょう。
体操1
仰向けに寝て、脚を肩幅に開き、両膝を軽く立て、手はお腹の上に置く。男性は肛門、女性は肛門と膣、尿道をしめつつ息を吸い、3〜5数えてから力を抜いて息を吐く。1日10回くりかえす。
ポイント:絞める方法が分からなければ、尿を途中で止める感覚でやってみましょう。
体操2
椅子に座り、背筋を伸ばし、膝は肩幅に開き、肩の力を抜いて体操1と同様に繰り返す。
●その他
酸っぱいものや辛いものを摂り過ぎると、膀胱の粘膜を刺激して頻尿になる事があります。ガードルなどで体を締めすぎない事や、血液の循環をよくするため適度な運動もおすすめです。 男性の場合は前立腺肥大症を合併している場合もあるので医師と相談しながらおこないましょう。
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