膝の痛みで歩くのが億劫になっていませんか。膝関節の痛みは、老化・肥満・外傷などによって起こりますが、運動療法によって痛みを予防したり回復するのを早めることができます。膝を支える筋肉を鍛えて膝の機能を保つことを目標に楽しく運動してみましょう。今回は膝の痛みの原因としてもっとも多い変形性膝関節症の運動療法とそのほかのポイントについて紹介します。
変形性膝関節症とは
ひざ関節の軟骨がすり減り、骨どうしがぶつかり痛みと水がたまるなどの症状が起こります。一般的に加齢が原因ですが、女性、O脚の人、肥満の人がなりやすいと言われています。

太ももの前の筋肉をきたえる方法 1
@椅子に腰掛ける
A片方の脚を水平に伸ばす
B5~10秒そのままでいる(息は止めない)
C元に戻す
太ももの前の筋肉をきたえる方法 2
@脚を伸ばして座る
Aひざの下にタオルや枕を置き、片脚ずつ押しつける
B5~10秒そのままでいる(息は止めない)
C力を抜く
脚全体の筋肉をきたえる方法
@肩幅より少し広めに脚を開いて立つ
A椅子に腰かけるようにお尻をゆっくりとおろす(何かにつかまっても構いません)
Bひざは曲がっても90度を超えないようにする
Cゆっくりとひざを伸ばす(息を止めず、お尻とおろすときに息を吐き、ひざを伸ばすときに息を吸う)
ひざの裏のかたさをとる方法
@脚を伸ばして座る
Aひざに力を入れ、つま先を伸ばして5秒ほどそのままでいる(息は止めない)
Bひざに力を入れ、つま先をそらせて5秒ほどそのままでいる(息は止めない)
※筋力はすぐにつくものではないので継続することが大切です。
※運動で痛みが悪化する場合や改善がない場合は無理には続けず医療機関を受診してください。

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