TOP > くらしとくすり(.2006.01月 No71) |
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梅 ( バラ科 )
早春、葉に先立って香りよい五弁の花を咲かせます。その実は梅干しや梅酒として加工され食されます。梅干しには殺菌効果、疲労回復、胃腸の働きを助ける等の働きがあります。
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毎年、春先になると 「 花粉症 」 に悩まされる多くの患者さんがいらっしゃいます。今やその数は、国民の2割に達するといわれています。花粉症とは、本来は害のない花粉を、体に有害なものと勘違いして、くしゃみ、鼻水などで体外に出そうとする、アレルギー反応の一種です。 |
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△くしゃみ、鼻水には…抗ヒスタミン薬(内服)など
最近は副作用 ( 眠気、口の渇き ) が少なく、効果が持続する新しいタイプの抗ヒスタミンン薬が主流。
☆症状の強い場合は、ステロイド剤追加
内服は副作用を考慮して2週間以内の服用とする。外用は点鼻薬で副作用の心配はあまりない。
△鼻詰まりには…抗ロイコトルエン薬 ( 内服 ) や血管収縮薬 ( 点鼻薬 ) など
内服抗ロイコトルエン薬は即効性はなく効果がでるのに2週間かかる。
血管収縮約は点鼻薬で強い効果と即効性を持つが継続使用は依存性をおこす。
△目のかゆみ、涙目には…抗ヒスタミン薬の点眼薬
☆症状強い場合は、ステロイド剤の点眼が処方される。 |
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- 飛散量の多い日の外出は控える。
- けばだった素材の服装は避ける。
- マスクを着用する。
( 立体マスクは息苦しくない、また素材はガーゼより花粉を通しにくく不織布の方がより効果的である。 )
- 目と鼻の洗浄
( 目は水で洗ったり、目薬で洗い流す。 )
( 鼻は鼻うがい用スプレーなど使う。但し、鼻粘膜の繊毛組織を傷つけないよう1日2〜3回程度が良い。 )
- 温熱療法
( 蒸しタオルで鼻を温め、鼻の繊毛活動を活発にし、花粉の排出をうながす。 )
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毎年 「 花粉症 」 に悩まされている人は、花粉が大量に飛散する時期よりはやめにお薬を飲み始めると、症状が軽減します。 |
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芹は、古代より日本人に親しまれている野菜で、古事記、日本書紀にもその名が登場します。春の七草の一つに数えられ、1月7日には七草がゆを食べる習慣がありますが、これは無病息災を祝う、正月のごちそうで疲れた胃腸を癒すなどの意味があるようです。旬は12月から4月で、香りが良いのが特徴です。
芹には、鉄分、食物繊維、ビタミンA、ビタミンC、カルシウムなどが主な栄養素として含まれています。鉄分は貧血予防に、食物繊維は便秘予防に効果的とされており、香りの元となる成分には保湿効果、発汗作用があり冷え性にも良いそうです。また、昔から様々な薬効が伝えられており、血液をきれいにする作用や利尿作用があり、高血圧、高脂血症、糖尿病に良いとされているそうです。
芹は田んぼなどに自生していますが、品種によっては毒を含んでいるものもあります。食用と区別するのは難しいので注意が必要です。店頭で売られているものはほとんど栽培物ですが、葉っぱの緑が鮮やかで、茎が細いものを選ぶと良いでしょう。 |
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