TOP > くらしとくすり(.2007.5月 No79) |
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サクランボ ( バラ科 )
6〜7月に黄赤色や濃赤色の小さな実をつけます。貧血や疲労回復に良いとされています。
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さわやかな5月になり、そろそろ学校や会社にも慣れてきた頃なのに、なんとなく気が滅入って勉強や仕事が実に入らない、、集中できない等の症状の方はおられませんか?
「五月病」とは4月に入学や入社などで新しい生活が始まり、やっと慣れてきた5月の連休明けぐらいからうつ的気分にみまわれ、無気力になることからついた名前です。
「五月病」は新入生や新入社員に限らず、また5月に限った病気ではありません。新しい環境の変化についていけず、知らないうちに自分の殻の中に閉じこもりがちになる「心のスランプ」です。様々なストレスの積み重なりによる「心と体の疲れ」が原因と考えられます。 |
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ストレス予防・解消法
ストレスをためないように気をつけましょう。
ストレス解消法としてスポーツが良いとされていますが、カウンセリングを受けたり、先輩や友人などを相手に話すのも効果的です。人に話すことで、身体にたまっていた不満や悲しみ、怒りなどの感情を発散できるうえに、問題点をはっきりする事が出来ます。
そのほかには、ゆっくり休む・ゆっくりお風呂に入る・音楽を聴く・読書・映画などで気分転換をする・レジャーや旅行に出かける・他に好きなことを見つける等が良いでしょう。
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ストレスがたまるのを防ぐ食事
イライラの原因としてカルシウム不足があります。カルシウムは牛乳、乳製品、小魚、ひじきなどに多く含まれます。またカルシウムは吸収するためにはビタミンDとマグネシウムが必要です。ビタミンDはサケ、カレイなどの魚類やきのこ類に、マグネシウムはナッツ、大豆、ひじき、納豆等に多く含まれます。こういったものを積極的に摂ると良いでしょう。
また、ストレスがたまるとビタミンやミネラルの消費も多くなりますので、野菜や果物もしっかり摂りましょう。 |
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自分を見つめ直す良いきっかけにし、ストレス解消法を見つけてゆっくりと自分の生活を楽しみましょう。 |
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海苔は日本古来の食べ物です。その語源は、ヌルヌルするという意味の「ヌラ」がなまって、「海苔」になったと考えられています。
海苔は、グルタミン酸(主に昆布に含まれるうまみ成分)、イノシシ酸(主にかつお節に含まれるうまみ成分)、グアニル酸(主に椎茸のだし汁に含まれるうまみ成分)を含みます。古代から現代に至るまで、老若男女を問わず、飽きることなく賞味されてきた理由がここにあるといえるでしょう。
また、海苔は美味しいだけではなく、快適な毎日を送るための「元気の素」をたっぷりと含んでいます。海苔に含まれる栄養素には、骨粗しょう症の予防やイライラを解消するというカルシウム、貧血予防にもなる鉄分などのミネラルがあります。また、のりはビタミンの「かたまり」と言われるほど多くの各種ビタミンを含みます。
ビタミンB1、B2は、糖質を効率よくエネルギーにかえてくれるので、食欲がない時や疲れやすい時に摂ると、疲労回復に役立ちます。ごはんも糖質ですから、おにぎりを海苔で巻くのは、日本人の知恵といえるでしょう。
ビタミンCには、美白効果があります。一般に、ビタミンCは熱に弱いため調理すると栄養素が破壊されてしまいますが、海苔に含まれているビタミンCは熱に強く、焼いても栄養素が壊れないのが特徴です。
そして、海苔の約3分の1は食物繊維です。そのため、便秘の解消や血中コレステロール値の低下、発がん物質などを体外に出す働きもあるため、動脈硬化や糖尿病、大腸がんなどの成人病予防にもよいと言われています。 |
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