有限会社 ファルマ・プラン
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2007年11月 No.82
 
表紙
11月の表紙:クルミ ( クルミ )クルミ ( クルミ科 )
秋に赤ん坊の握りこぶし大の核果が実り、核の中の仁の部分を食用とします。
じんま疹(蕁麻疹)
 
じんま疹とは
  皮膚の一部が突然赤くくっきりと盛り上がり、しばらくすると跡かたもなく消えてしまう病気です。人がイラクサ ( 蕁麻 ) の葉に触れると同様の皮膚症状が起こることからこの名前がつきました。大きさは1〜2mm程度のものから手足全体位のものまで様々です。大抵は痒みを伴いますが、チクチクとした痒みに似た感じや焼けるような感じを伴うこともあります。個々の皮疹 ( ブツブツや赤み ) は数十分から数時間以内に消えるのが普通ですが、中には半日から1日くらい続くものもあります。症状が激しい場合には次々と新しい皮疹が出没し、常に皮疹が現れているように見えることもあります。
 
じんま疹が起こる仕組み
  皮膚の血管の周りには、肥満細胞と呼ばれる細胞が散らばっていて、この細胞は刺激をうけると化学伝達物質を放出します。主な物質はヒスタミンと呼ばれるもので、皮膚の血管に働くと血管を広げ、血漿を血管の外に漏れ出しやすくします。その結果として皮膚が盛り上がり、赤い膨らみとなるのです。またヒスタミンは痒み神経を刺激するため痒くなります。
 
種類
  原因により 「 アレルギー性じんま疹 」 と 「 非アレルギー性じんま疹 」 に分類されます。
● 「 アレルギー性じんま疹 」
  アレルゲンとなる物質が体内にはいると抗体ができ肥満細胞に付着します。再び同じアレルゲンが入ると抗原抗体反応(アレルギー反応)がおこり肥満細胞が活性化されてヒスタミンが放出され発症します。アレルゲンとして食べ物、薬剤が多くあります。
● 「 非アレルギー性じんま疹 」
  アレルギー性の反応がないじんま疹をいいます。
温熱、慣例刺激、光刺激、汗やストレスなどによるじんま疹で作用機序がわかってないのが多いです。
  また経過により発症して1ヶ月のものを 「 急性じんま疹 」 、1ヶ月以上経ったものを 「 慢性じんま疹 」 に分類します。
 
治療
じんましん  じんま疹の治療の第1は、できるだけ原因・悪化因子を探し、それらを取り除く、または避けるようにすることです。第2は薬による治療です。ヒスタミンの作用を抑えるために、抗ヒスタミン薬または抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬が用いられます。これらの薬はじんま疹の種類によらず効果が期待できます。副作用としては、人により眠気を生じやすいことなどがあります。
  生活上の注意点としては、じんま疹の悪化因子となりやすい疲労やストレスをできるだけ溜めないようにする、魚介類や肉類はできるだけ新鮮なものを摂るようにする、防腐剤や色素を含む食品を控えめにする、などがあります。
 
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台所は薬の宝庫 〜 やまいも 〜
やまいも  「 やまいも 」 の呼び名は、山のいも、やまといも、長いも、いちょういも、自然薯 ( じねんじょ )、だいしょなど地方によって変わります。
  市場に多く出回っているのは栽培種で、いもの形により長形種のながいも、扁平種のいちょういも、塊形種のつくねいもの三つに分けられ、これらは中国が原産地です。自然薯は日本原産で、山野に自生しているものです。成長が遅く、少なくとも数年はかかりますが、風味は自然薯が一番とされています。
  いも類は一般に加熱して食べますが、やまいもは生でも食べられます。それは、アミラーゼなどのでんぷん消化酵素が多いためで、大根の三倍含むといわれます。
  やまいも特有のヌルヌルした成分は、水溶性の食物繊維の一種であるペクチンと糖タンパク質などによるものです。水溶性の食物繊維には糖尿病・脂質異常 ( 高コレステロール血症 ) ・高血圧などの疾病の予防に役立つとされ、また胃粘膜を守る効果があるともいわれています。やまいもはタンパク質がいも類で一番多く、滋養強壮や疲労回復によいとされています。
  漢方薬で山薬 ( サンヤク ) といい、古くから滋養強壮・消化不良・食欲不振などに処方されています。民間薬としても使われています。
  アクが強く褐変しやすいので皮は厚めにむき、切ったらすぐ酢水につけてアク抜きをするとよいでしょう。自然薯・いちょういも・つくねいもなど粘りの強いものはすりおろして、とろろ汁・麦とろろ・山かけ・揚げ物などに。水分が多く粘りけの少ない長いもは、短冊切りやせん切りにて酢の物、梅肉和えやわさび和えなどの和え物にすると歯ざわりが良いです。煮物やお好み焼きのつなぎにも用います。
 
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