TOP > くらしとくすり(.2008.3月 No84) |
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イチゴ(バラ科)
18世紀にヨーロッパで栽培が始まり、19世紀にはアメリカへ伝わりました。日本へは、初め江戸時代末期にオランダから渡来しましたが、その後明治になってから本格的な普及が始まりました。
栄養価の点では、ビタミンCに非常に富んでいます。
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社会の高齢化が進むに伴い、オシッコの悩みを抱える人が増えています。排尿の仕組みと代表的な排尿のトラブルを紹介します。 |
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排尿の仕組み
通常は蓄尿する時、膀胱が緩み尿道が縮みます。
膀胱が過剰に縮み、トラブルが起こる疾患に過活動膀胱があり、尿道が緩みトラブルが起こる疾患に腹圧性尿失禁があります。
尿を排出する時、膀胱が縮み尿道が緩みます。
膀胱が緩み、トラブルが起こる疾患に低緊張性膀胱が、尿道が狭くなってトラブルが起こる疾患に前立腺肥大症があります。
☆前立腺…生殖活動のために男性にだけある臓器です。尿道を囲むようにしてあります。 |
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過活動膀胱、腹圧性尿失禁、前立腺肥大症とは
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原因 |
症状 |
治療 |
過活動膀胱 |
加齢に伴う何らかの神経変化により、自分の意思に反して膀胱が勝手に縮んで起こる。 |
尿意切迫感、頻尿時に切迫性尿失禁 |
薬による治療
膀胱訓練
骨盤底筋訓練 |
腹圧性尿失禁 |
女性にみられる疾患で、膀胱と尿道を支える骨盤底筋という筋肉が加齢、出産、女性ホルモンの低下で弱くなり、尿道を締められなくなり起こる。 |
労作時または運動時、もしくはくしゃみや咳の際の尿もれ |
骨盤底筋体操
薬による治療
外科的療法 |
前立腺肥大症 |
前立腺が大きくなったり、前立腺の筋肉が過剰に収縮して尿道が圧迫されることによって起こる。 |
尿勢低下、尿線途絶、残尿感、頻尿 |
薬による治療
高温度治療
手術療法 |
☆前立腺肥大症で尿が出にくい状態が続くと、無理するため膀胱が過敏に働くようになり、過活動膀胱が一緒に起きることもあります。 |
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日常生活で気をつけたいこと
- アルコールや刺激の強い食べ物を控える。
- オシッコをがまんしない。
- 身体(特に下半身)を冷やさない。
- 水分を摂り過ぎない。
排尿トラブルは治療で改善できますので、そのままにしないで気軽に医療機関に相談するといいでしょう。 |
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日本では現在、一般的に主食といえば白米のことを言います。日本人は昔から、炊きたての白米を特に「銀シャリ」と呼んで、それだけでごちそうとしてきました。朝ごはんや晩ごはんなどと、食事のことを「ごはん」と呼ぶことからも、お米が日本人にとっていかに大切なものかということが分かります。
一方雑穀とは、一般的に米・麦以外の穀物のことを言います。穀物は、狭義ではイネ科の種子のみのことを言い、米(稲)、麦類(小麦、大麦、ライ麦、はと麦など)、あわ、ひえ、きび、もろこし、とうもろこしなどを指します。広義ではマメ科、タデ科、ヒユ科、アカザ科等の植物を含んでいます。豆を穀物に入れる場合、菽穀(しゅくこく)と言い、そば(タデ科)、アマランサス(ヒユ科)、キヌア(アカザ科)などのイネ科・マメ科以外のものを穀物とするときは擬穀(ぎこく)と呼ぶそうです。
最近、この雑穀が見直されてきています。雑穀には、現代の食生活で不足しがちなビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールなどが白米よりも多く含まれていることが知られるようになりました。
〈主な雑穀〉 |
・あわ |
ほのかな甘みのある、やさしい味わい。食物繊維、ビタミンB群、ミネラルを含む。 |
・ひえ |
クセのない淡白な味わい。食物繊維、ミネラルを含む。 |
・きび |
きびの黄色は抗酸化物質のポリフェノール。ビタミンB群、ミネラルを含む。 |
・はと麦 |
雑穀の中でも大きく歯ごたえがある。高タンパクで、昔から薬膳に用いられてきた。 |
・アマランサス |
古代から南米で栽培されてきた。やや苦味がある。カルシウム、鉄分、ビタミンBを豊富に含む。 |
・キヌア |
「母なる穀物」と言われる栄養価の高い穀物。クセがなく、食物繊維、カルシウム、バランスのとれた必須アミノ酸を含む。 |
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など |
食べ方としては、白米一合に対し大さじ1杯程度の雑穀を混ぜて洗い、普通の水加減で炊きます。もし少し硬くなるようであれば、雑穀の分の水を少量加えても良いです。塩を少々加えて炊いても美味しいです。
最近はスーパー等で数種類の雑穀をブレンドしたものが幾種類も売られていますので、便利です。単品の雑穀を扱っているお店も多いので、独自のブレンドを楽しむのも良いかと思います。
ごはんは毎日食べるものです。栄養豊富な雑穀ごはんで、バランスの良い食生活をしてみませんか?
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