TOP > くらしとくすり(.2009.3月 No90) |
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ハハコグサ(キク科)
春の七草のひとつであり、またの名をゴギョウともいう。
全体的に銀白色のうぶ毛が生え、春になると茎の先端に黄色の花を多数つける。
せき止めや気管支の炎症を抑える漢方薬としても使われる。
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めまいとは自分や自分の周囲が動いていないにもかかわらず、動いているように感じる錯覚、ないしは異常な感覚を指します。
体質的な要因のほか、ストレスや加齢、生活習慣病、騒音、薬物などのいずれもが引き金となりえます。
今回は、病気によるめまいを簡単にご紹介します。
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◆原因
多くは耳の病気と脳の病気によるものです。
○耳の中の内耳には体のバランスや姿勢を調節する働きがあるため、内耳に障害を受けると、めまいが起こるのです。例外はありますが、耳の病気によるめまいは一般的に症状が激しくなります。耳鳴り、難聴、耳閉感を伴うことがあります。
○「脳梗塞、脳出血、脳腫傷」など脳の病気により、めまいが起こることがあります。これらの疾患により十分な血流が脳の運動機能をつかさどる部位に届かず、働きが異常となり、めまいが起こるのです。頭痛、手足のしびれ、意識障害があれば疑われます。
○その他、貧血、血圧の変動(高血圧や起立性低血圧)、不整脈などの心臓の病気、ストレスなどによる肩こり、それにうつ病などの心の病気などでもめまいが起こることがあります。
◆症状
大きく3通りに分けられます。
回転性めまい |
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「グルグル目が回る」
(内耳障害が原因であることが多い) |
浮動性めまい |
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「フワフワふらつく」
内耳障害でもみられるが、
脳障害が原因であることも少なくない。 |
立ちくらみ |
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「クラッとする」
血圧の変動に伴う症状であることが多い |
めまいを予防するには定期検診を受け、生活習慣病に注意し、ストレスをためないゆとりある生活を心がけるとよいでしょう。
めまい症状が起こったなら、その原因を見極めることが大切になります。
短時間で治まっても、放っておかず、しびれなどもあれば神経内科・脳神経外科へ、難聴・耳鳴り・耳閉があれば耳鼻咽喉科へ、持病がありかかりつけ医がいれば、そちらの医療機関を受診するとよいでしょう。 |
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日本で一般に流通しているキャべツには幾つかの種類があります。
春キャベツは、秋蒔きを翌年の春に収穫したもので、別名春玉とも呼ばれます。葉の巻きがふっくらとゆるく、みずみずしいのが特徴です。3月中旬から4月が旬で、味わいも栄養的にも優れています。
キャべツは食物繊維を多く含み、栄養成分も豊かな野菜です。中でも特徴的なのは、ビ夕ミンU、Cが豊富なこと。ビ夕ミンUは別名「キャベジン」とも呼ばれ、胃腸の調子を整え、胃粘膜の強化、傷ついた胃の修復をするなどの働きをします。同名の胃腸薬が発売されていることも広く知られているかと思います。その他にもビ夕ミンUには肝臓の解毒作用を助ける働きもあるため、二日酔いにも効果的です。また、豊富なビ夕ミンCは免疫力を高めて風邪を予防し、メラ二ンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぎ美容効果も期待できます。
春キャベツは、やや濃いめの緑色をしていて、葉がふっくらと軽やかに巻いたものを選ぶのが良いでしよう。切り口が大きいものや、葉脈の太すぎるものは硬いです。また、キャベツは葉の外側や内側、芯など部分により栄養に偏りがあるので、葉を1枚すつ剥がして使用するよりも、全体的に食べることをお勧めします。特に柔らかくみずみずしい春キャベツは、千切りなどにして生食するのがオススメです。ただし、ビ夕ミンUやCは水溶性で、さらに熱に弱いので、切った後で水にさらしたり、長時間加熱したりするとせっかくの栄養成分が失われてしまいます。調理する場合は、水洗いの後で切る、汁こと食べるスープにする、電子レンジで加熱するなど工夫して、栄養と美味しさを余すところなく楽しみましょう。 |
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